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インドでのG20サミット、量子関連の米印連携発表


先週、インドのニューデリーで開催されたG20サミット。量子関連の発表がいくつかあった。


まず、米印両国は、2022年5月に調印された「クリティカル・アンド・エマージング・テクノロジー(iCET)」に関する米印イニシアチブを発展・拡大させることに合意。多くの分野での協力が強化され、全米科学財団とインドの科学機関、両者のパートナーシップ実施についての取り決めには、量子技術が協力分野の1つとして含まれている。


さらに、インドと米国の共同量子調整メカニズムが設立され、産業、学界、政府機関との研究および産業連携を促進する。

その他の情報については、インドと米国の共同声明と、米国とインドが重要かつ新興の技術に関するイニシアチブ(iCET)で戦略的パートナーシップを強化(United States and India Elevate Strategic Partnership with the initiative on Critical and Emerging Technology (iCET))と題するファクトシートで見ることができる。


シカゴ量子取引所(CQE)は、インド工科大学ボンベイ校(ITTボンベイ)がCQEに加盟したことを発表した(国際パートナーとして)。このことは、ITTボンベイとCQEの他のメンバーとの研究協力が促進されるだけでなく、将来的に量子技術充実のための人材育成にも役立つ。シカゴ大学のWebサイトに、ITTボンベイがCQEの新メンバーになることを発表したプレスリリースが掲載されている。


インドのS.N.ボース国立基礎科学センター(コルカタ)が、QED-C(量子経済開発コンソーシアム)のメンバーとして承認された。QED-Cは、量子産業を本格化し、成長させることを目的とした関係者のコンソーシアムである。当初、会員資格は米国企業のみに限定されていたが、QED-Cは現在、特定の国の組織にも会員資格を開放している。インドを拠点とする組織への加盟は今年6月に開始されたばかりだ



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オリジナル記事:Quantum Computing Report

https://quantumcomputingreport.com/

翻訳:Hideki Hayashi

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