[ Topology map of the IBM Seattle (Osprey r1) Processor. The dark blue dots indicate operational qubits, the light purple dots indicate non-operational qubits. ]
IBMは、昨年11月に IBM Quantum Summitにおいて、433 量子ビット Ospreyプロセッサを、数か月以内に IBM Quantum Networkのメンバーに提供予定であると示した。そして今回、IBMが 「Exploratory(探究)」 と呼んでいる状態で、このマシンをユーザー向けにリリースした。このファミリーの初期マシンはIBM_Seattleと呼ばれている。このプロセッサは、配線に物理的な問題があり、433個の量子ビットのうち413個が動作している。
量子ビットの品質指標では、以前の 127量子ビットと 27量子ビットのデバイスに比べて改善が見られないが、そのことは、彼らが Osprey r1 と呼ぶこの特定のバージョンの目標ではない。Ospreyファミリーの後続のリビジョン、例えば Osprey r2 は、社内でテスト中だが、127量子ビット Eagleファミリーの後続リビジョンで発見されたいくつかの進歩を取り入れ、性能を向上させる予定だという。IBM_Seattleプロセッサのこのリリースに関する追加情報は、IBMフェロー兼 IBM Quantum 担当副社長 Jay Gambetta氏の LinkedIn投稿(こちら) と、IBM Quantum のWebサイトに掲載されたデバイスのキャリブレーションデータ(こちら) で入手できる。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi
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