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PASQAL、カナダで子会社設立のため、1,500万加ドル(約16.3億円)の融資を受ける。


量子コンピューティング企業のPASQALは、ケベック州シャーブルックにおいて、5年間で9,000万ドル(約133億円)を投じる計画を発表した。このプロジェクトは、量子コンピュータの製造と商業化を目指すもので、量子イノベーションゾーンであるDistriQ内で、学術界や産業界のパートナーと共同で研究開発を行っていく。


目標は、シャーブルックを世界的に認知された量子ハブとして確立することである。


ケベック州政府は、DistriQにPASQAL SASの子会社を設立するため、1,500万カナダドルを融資し、このプロジェクトを支援している。5年間で53人の常用雇用が創出される見込みだという。


ケベック州のFrançois Legault州首相は、量子コンピューティングの新時代となるEspace Quantique 1の開設を11月24日に正式に発表した。PASQALは、Espace Quantique 1内のDistriQの主要パートナーとしてだけでなく、量子分野の生産、技術研究所の開発、トレーニング、新事業への資金提供など、この構想において重要な役割を果たしていく。


PASQALのシャーブルックへの進出は、量子コンピューティングの進化における重要な一歩となるだろう。同社は、量子産業におけるイノベーションの起爆剤となるダイナミックなエコシステムの構築に積極的に参加し、世界中から人材や企業を誘致することを目指している。


PASQALは2024年、DistriQの中心部、Espace Quantique 1内に、中性原子量子コンピュータと次世代マシンの製造を目的とした施設を開設する。Espace Quantique 1は、量子イノベーションに特化した約5,000平方メートルの共同スペースも提供。PASQALが研究開発センターとして、またプロトタイプのテストや、カナダでの事業活動に利用していく。


DistriQは人材育成にも力を入れている。PASQALは、シャーブルック大学の電気・コンピュータ工学科に研究用の椅子を設置するために、50万ドルを拠出すると発表した。この研究用の椅子は、連邦政府および、もしくは地方政府の補助金の恩恵を受ける。


Quantacetは、DistriQイノベーションゾーン内で活動、ケベック州を拠点とする企業・団体、または外国企業、特にプレシードまたはシード段階の企業約15社に投資することを目的としたファンド。QuantonationとQuantacetは共同でQV Studioに出資し、量子応用の商業化を支援することで、DistriQ内に同分野の新興企業のための独自のエコシステムを構築する。このファンドは、国際的で強力な量子エコシステムの発展を促進する。


詳細は、Pasqalから提供されたプレスリリースを参照。



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オリジナル記事:Quantum Computing Report (by GQI)

https://quantumcomputingreport.com/

翻訳:Hideki Hayashi

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