QC Ware のマーケティング・ディレクターとして参加した Joseph Stamper氏。マーケティング活動を推進し、量子コンピューティングの利点をより多くの人々に提供していく。以前は、Microsoftに5年以上勤務し、直近では米国 Azure AI Go-to-Market のリードを務めていた。QC Wareは、量子コンピューティングによる新たな混乱に企業が備えることに焦点を当てた量子ソフトウェアおよびサービス企業。同社は、量子コンピューティングの専門家で構成されたチームにより、今後の量子コンピューティング・ハードウェアのためのアプリケーション開発を専門としている。Stamper氏の新職務を発表した LinkedIn の投稿がある。
Quix Quantum は、Andrew Wallace氏を監査役会会長に任命した。同社は、フォトニクスをベースとした量子コンピューティングハードウェアを提供する企業で、オランダのトゥエンテ大学のキャンパス内にある。Wallace氏は、エンタープライズIT、テレコム、エレクトロニクス、フォトニクス業界で35年以上の経験を持ち、直近では 2022年に Broadcom に売却された Pyreos Ltd.のCEOを務めていた。彼は、技術系スタートアップでの経験や技術的専門知識、営業的専門知識を活かして、Quix の成長段階での指導に貢献する予定である。彼の就任を発表したQuixのニュースリリースは、こちらのリンク から。
また、Quix Quantumは、Devin Smith博士が最高技術責任者に就任し、前CTOのJelmer Renema博士が最高科学責任者に就任したことを発表している。Smith博士は、これまで Quix のシニア量子エンジニアを務め、量子科学チームを率いており、量子光学、量子情報処理、統合フォトニクスに関する豊富な経験を持っている。Renema博士は、Quix の共同設立者であり、オランダのトゥエンテ大学で量子光学の助教授を務めている。両氏は、同社がドイツ航空宇宙センターに 64 Qubit フォトニック量子コンピュータを納入する1,400万ユーロ (約20億円) の契約を獲得する上で重要な役割を果たした。今回の経営陣交代について、Quix が提供するニュースリリース を確認のこと。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi