全米科学財団(NSF)によるこの賞は、量子システムにおける変革的進歩のための量子センシング・チャレンジ(QuSec-TAQS)プログラムの一環として授与されたもので、2,500万ドル(約36.6億円)の予算が組まれ、最長4年間のプロジェクトに対して10〜12件が選ばれる。
UCLAの研究チームは、大気の質の低下や、気候変動の原因となる大気やエアロゾルの化学的性質を測定して理解するための量子センサーを研究する。
目標は量子技術に基づくセンサーの感度向上により、アンモニア、窒素酸化物、有機ハイドロパーオキサイドなど、従来のセンサーでは感知できなかった微量の物質を検出できるようにすることだ。
詳細はUCLAのWebサイトに掲載されたプレスリリースを参照。
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オリジナル記事:Quantum Computing Report
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi