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Zapata、量子サイバーセキュリティ市場へ参入


[ Zapata’s 3-Part Quantum Resilience Solution. Credit: Zapata Computing ]



Zapata Computing は、量子コンピューティングソフトウェアでよく知られており、量子アプリケーションのために開発した新しいアルゴリズムを解説する多くの論文を発表している。また、量子クラシカルワークフローマネージャー「Orquestra」を導入し、アプリケーションの開発、アルゴリズムの実行、データ追跡をより簡単に行うことを可能にした。今回、量子耐性通信の実装をはじめたいエンドユーザー向けに、量子サイバーセキュリティサービスを提供するべく、新しい市場への参入を決めた。


鍵交換に使用されるRSA暗号アルゴリズムを破るために、Shor のアルゴリズムが使用される脅威はよく知られている。2018年に Zapata は、「Variational Quantum Factoring(変分量子因数分解)」と呼ばれる潜在的なヒューリスティック・アルゴリズムの代替案を開発した。これはわずか 6,000量子ビットの NISQ プロセッサで、2,048ビット数を因数分解できるかもしれないというものだ。Shor のアルゴリズムを NISQ量子プロセッサで実装するために必要と推定される 2,000万量子ビットよりも大きな改善となる。Variational Quantum Factoring アルゴリズムは、まだ大規模な実証はされていない。しかしながら Zapataは、RSA暗号が解読されるまでの時間を、多くの量子研究者が推定する10〜15年よりもはるかに短くすることができるかもしれないと考えている。


エンドユーザーを支援するため、Zapata は顧客が量子レジリエンスを実現するためのサービスを導入した。量子レジリエンス・ソリューションは、「評価」、「テスト」、「検証」の 3部分で構成され、ユーザーの量子耐性活動の準備と検証を支援していく。なお、Zapataは実際にコードのアップグレードを自ら実施するわけではないが、コンサルタント、エンドユーザー、またはユーザーの古典的コンピューティング・インフラストラクチャに、より精通している可能性のあるその他の IT サービスプロバイダと提携する予定だ。それでも Zapata が提供するサービスは、そうした実装者を大きく助けることになるだろう。


新サービスの詳細は、Zapataのサイトに掲載されている、量子サイバーセキュリティ・サービスに関するページ を参照のこと。


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