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Alice&BobがEquinixと提携、Alice&Bob量子プロセッサへのアクセス拡大

世界的なデジタルインフラ企業であるEquinixは、量子コンピューティング大手のAlice&Bobとの戦略的パートナーシップを発表した。この提携は、米国を含む世界中のEquinixユーザーに、Equinix Metal、およびEquinix Fabricを通じてAlice&Bobの量子テクノロジーへの安全なアクセス提供を目指している。さらには、Alice&Bobの量子戦略サービスを活用して、シミュレーション、最適化、機械学習、暗号化などの分野で潜在的な機会を引き出せるだろう。


Alice&Bobの量子技術は、特許取得済みの自己補正型超伝導量子ビット 「cat qubit(キャット量子ビット)」 が特徴だ。このアイデアは、現在の量子コンピュータの計算エラーに対処し、耐障害性とユニバーサルゲートベースの量子コンピューティングへのより直接的な道を提供する。今回のパートナーシップは、Equinixのセキュアなオペレーションと、Alice&Bobの量子専門知識を組み合わせ、研究の機密性を確保しながら画期的なイノベーションを生み出す環境を構築する。


2020年に設立されたAlice&Bobは、すでに3,000万ユーロ(約49億円)のVC資本を確保し、80人以上の従業員を雇用している。GoogleやAmazonのような業界大手を超える実験結果を示していると述べている。cat qubitに特化した彼らの技術は、ハードウェア要件を削減し、量子コンピューティングにおけるその可能性を示唆する。


このパートナーシップを発表したプレスリリースと追加情報はこちらのリンクに掲載されている。



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オリジナル記事:Quantum Computing Report

https://quantumcomputingreport.com/

翻訳:Hideki Hayashi

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