フランスの Alice&Bob は、量子プロセッサのスタートアップで、「cat qubit」 と呼ばれる特徴的な超伝導量子コンピュータを開発している。cat qubit は、量子コンピュータでよく見られる「ビット反転」と呼ばれるエラーをなくすことができるかもしれない。位相反転と呼ばれる 2つ目のタイプのエラーが残っているが、ビット反転を気にする必要がなくなれば、量子誤り訂正アルゴリズムを簡略化し、1つの論理量子ビットを形成する物理量子ビットの数を大きく減らすことができるだろう。
量子ビットを制御する。同社には、そのための制御用パルスを形成し、誤り訂正やエラーの緩和をリアルタイムで処理するための電子機器が必要となる。そこで登場するのが、量子制御プラットフォーム「Quantum Machines OPX+」だ。それは、必要な制御信号波形を生成し、量子ビットの測定、リアルタイムの古典的処理などコンピュータの制御フローの管理を実現する。Alice&Bob が、量子制御ソリューションに Quantum Machines のプラットフォームを採用したことについての詳細は、こちらのプレスリリース を参照。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi