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シカゴ大学と東北大学、量子共同研究を開始

シカゴ大学は、さまざまな団体との共同研究に積極的であり、今回また 1つの共同研究が追加された。シカゴ量子取引所の創設メンバーであるほか、NSFの Quantum Leap Challenge Instituteの一つである QuBBE (Quantum Sensing for Biophysics and Bioengineering) のリーダー、Department of EnergyのQ-NEXTとHQANのパートナーまたは関連会社、NSF の SQMS の関連会社であるほか、同大学は最近 IBM、Googleとの 10年間の数百万ドルの量子研究プログラムの共同研究を発表してきている。


この最新の共同研究は、日本の東北大学との「シカゴ-東北量子アライアンス」である。これにより、今までに利用できなかった機能がシカゴ大学にもたらされるかもしれない。東北大学は、材料科学とマイクロエレクトロニクスの分野をリードしており、300 mmの大規模なウェハー処理施設を保有している。さらにこの共同研究は、シカゴ大学が他の日本の産業企業、学術機関、政府とのつながりを強化することにもつながるだろう。東北大学は、シカゴの基礎的な量子科学研究と、シカゴ都市圏で 127マイルの量子通信ネットワークを運用した経験から恩恵を受けることになる。さらにシカゴは、量子スタートアップの育成に取り組む Duality量子アクセラレータ の所在地でもあり、また東北は日本で独自の加速器を打ち上げようとしている。このコラボレーションにより、東北はシカゴ大学が Duality で得た経験を活用できるようになるだろう。両大学はワークショップの開催を計画しているほか、学生と教員の交換プログラムを含むさまざまな労働力開発プログラムに共同で取り組む予定だ。


詳細は、シカゴ大学が発表しているプレスリリース を参照。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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