ここ数年の間に幾つかの量子産業コンソーシアムが設立されている。自国内や地理的なつながりにより量子技術の進歩が促進されてきた。そのうち 4つのコンソーシアムは、1年以上前から非公式に会合を持ってきたが、今回、より正式な組織として「MOU(国際量子産業団体協議会)」を設立するための覚書が交わされた。
コンソーシアムには、カナダの量子産業カナダ(QIC)、米国の量子経済開発コンソーシアム(QED-C)、日本の量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)、欧州の量子産業コンソーシアム(QuIC)が参加。サプライチェーンの構築、市場の開放、人材交流、国際標準の開発、知的財産の保護、資金調達へのアクセス強化など、同様の個別目標を掲げている。また、協力してさまざまなプロジェクトに取り組み、プロジェクト間のコミュニケーションを改善することで、お互いが目標を達成する上でより効果的に支援することができる。MOUに署名したことを発表するプレスリリースはこちら から。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi
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