2022年12月、スイスにおける商用利用のための量子コンピューティング・ハブ「QuantumBasel」の設立について報告した。その際に、取り組みをサポートする最初のハードウェア・メーカーは、IBMとD-Waveの2社であると告げた。その後、6月にIonQが加わっている。7月には、D-WaveとQuantumBaselが VINCI Energiesとともに、D-Waveの量子アニーラーを使ってHVACシステムの設計を最適化する方法を研究していると発表した。
今回、D-WaveはQuantumBaselとの契約を延長・拡大することを発表した。契約はさらに2年間延長され、D-WaveがQuantumBaselのキャンパス内に欧州事務所を開設するというもの。これにより、コチ・ホールディング、サティスペイ、ポズナン超電導・ネットワークセンター、シネカなどの欧州の顧客をサポートすることが容易になります。これにより、D-WaveはKoç Holding、Satispay、Poznan Superconducting and Network Center、Cinecaなどの組織を含むヨーロッパの顧客をサポートしやすくなる。
QuantumBaselとの契約延長を発表するプレスリリースはこちらのリンクから。
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オリジナル記事:Quantum Computing Report
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi
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