米国エネルギー省 (DOE) は、量子テストベッド・パスファインダー・プログラム(資金提供機会)に関する発表を行った。次の項目のいずれかまたはすべてについて調査を行う研究グループに資金を提供する。
量子コンピュータの物理的限界について。量子コンピュータにできること、またはできないこと。
Noisy Intermediate-Scale Quantum (NISQ) デバイスを使用して、量子コンピュータが将来的に役立つのはいつ、どのような場合か。
計算科学のフロンティアを前進させるために、与えられた(既存のまたは仮想の)量子プロセッサの有用性をどのように評価すれよいか。
研究プロジェクトの期間は4年で、DOE は1,200万ドル(約16億円)の予算から複数のプロジェクトへの資金提供を想定している。助成金の範囲は、個々の機関の場合、年間 5万ドルから 30万ドル、複数機関のプロジェクトの場合は年間 60万ドル。事前申請の提出期限を2023年3月31日、最終提出期限を2023年5月3日としている。
本プログラムの詳細および応募方法については、こちらの Funding Opportunity Announcement(資金調達機会のお知らせ) を参照。
=============================
原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi
Comments