D-Waveは、2023年8月10日まで公式な第 2四半期の財務結果を提供する予定ではないが、今週、投資家向けに結果を予測するための予備的な数値を提供した。第 2四半期の収益は、165万ドル(約2.3億円)から 180万ドル(約2.5億円)の範囲になるという。これは第 1四半期の収益である 160万ドルからわずかながら増加となる。同社は、第 1四半期の収益ガイダンスを公表していなかったが、財務アナリストの予測によると、当該四半期の収益のコンセンサス見通しは 228.1万ドル(3.2億円)だった。これらの見積もりを難しくしている理由のひとつは、同社の専門サービス契約に関連する収益タイミングを捉えることである。
第 2四半期の実際の受注額は 250万ドル(約3.5億円)であり、これは 2023年第 1四半期の受注額である 290万ドル(4.1億円)よりも減少している。また、同社は 2023年全体の収益予測を 1,100万ドル(約15.5億円)から 1,300万ドル(18.4億円)に変更。 さらに、2023年の EBITDA損失は 5,800万ドル(約82億円)未満であると予想されており、これは以前の 6,200万ドル(約87億円)未満の見積もりよりも改善されている。
同社は 2023年7月13日に、PSPIB Unitas Investments II Inc.との 5,000万ドル(約70億円)の 4年間の債務契約において、2回目の 1,500万ドル(約21億円)をクローズしたと発表した。
更新された見積もりに関する追加情報は、D-Waveの Webサイトに掲載されたニュースリリース で確認できる。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi
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