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D-Wave、機能強化、イスラエルでのアクセス、そして2,000万ドル(約26億円)の調達

D-Wave は、サービスと財務状況に関していくつかの発表を行った。1つ目は、人工知能/機械学習 (AI/ML) モデルトレーニングの機能を選択できるソフトウェア製品である。機械学習モデルのトレーニングには膨大な計算時間がかかる場合がある。データ内のどの特徴がトレーニングに適しているか、アルゴリズムで判断できれば必要な計算量を減らすことができる。


2番目の発表は、D-Wave Leap Cloud が3月8日までに、36番目の国としてイスラエルで利用可能となることである。


3つ目の発表は、D-Waveが外部監査人と協力して SOC 2 Type 2 のコンプライアンスを達成することである。これは、サービスプロバイダが、システムセキュリティ、可用性、処理の整合性、および機密性に関する基準を満たしていることを証明するために、国際公認会計士協会 (AICPA) によって定められた基準だ。これを達成するには、外部の監査人と協力し、監査と認証を提供する必要があり、D-Wave は現在、監査人と協力してユーザーに対してデータの安全性とプライバシーの保証を提供している。


最後に、昨年8月にここで報じたように、D-Wave の SPAC合併取引の一環として、Lincoln Park Capital, LLC と Equity Line of Credit (ELOC) を形成する取り決めを実施した。これにより、D-Wave は36ヶ月間で Lincoln Park Capital に最大 1億5,000万ドル(約200億円)の普通株式を売却することが可能となる。同社は現在、2022年9月30日までの期間の最後の財務報告以来、この ELOCを通じて約2,000万ドル(約26億円)の資金を調達し、手元資金を増やしたことを報告している。


この発表に関する詳細な情報は、ニュースリリース を参照。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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