量子研究は様々な国で行われており、量子技術の開発を進めるためには、研究者が様々な国で国際的な研究経験を積み、国際協力を可能にすることが最善の方法であることは周知だろう。これには、他国においてポスドクの経験を求める人、長期休暇、移民の機会などが含まれている。しかし、研究者にとっては、法律や官僚的な書類、プロセスをすべて通過して研究を進める許可を得ることが難しい現状がある。国ごとにルールが異なり、それを理解して遵守するには大変な努力が必要だ。
オーストラリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、日本、オランダ、スウェーデン、スイス、英国、米国などの12カ国が参加して、研究者が必要な情報を容易に入手できるようにするため、「Entanglement Exchange」と呼ばれる新しいWebサイトを立ち上げ、共通の場所から各国の移民やビザの情報に直接リンクを張っている。それぞれの国が独自のページを維持する責任を負うが、研究者が国外に出て外国の研究機会を求めたり、他国の調査から特定の企業に行って研究するのに役立つはずである。
Quantum.gov でこのサイトについて説明したニュースリリースはこちら 、新しい Entanglement Exchange のサイトはこちらのリンク を参照。