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EPBと Qubitekk、チャタヌーガにオープン量子ネットワークを構築

EPB は、テネシー州チャタヌーガ市が所有する配電・通信会社である。以前は、チャタヌーガ都市圏全域に大規模で非常に高速な光ファイバーネットワークを構築し、175,000を超える家庭や企業に毎秒1ギガビットのインターネット接続を提供していた。今回、 Qubitekk と提携し、Quantum as a Networking Service を同地域のユーザーに提供することになった。EPB は、EPQ Quantum Network を、政府、産業界、学界など、さまざまな用途に量子通信を使用したいと考えている人々が利用できるようにする。


このネットワークは、フォトニック量子ビット源、単一光子検出器、量子互換光ファイバースイッチ、精密相関タイミングハードウェア、ソフトウェアを含む Qubitekkの Bohr IV統合量子ネットワーク機器を使用する。EPBは、光ファイバーケーブルやルーターなど、量子ネットワークに必要な機器の多くを保有しているため、新規のエンドユーザーは、ネットワークに接続するためのわずかな機器を設置するだけでよい。


用途としては、安全な通信のためのQKD暗号の実現、新しい量子技術のテスト、機器の相互運用性の確認、量子製品のパフォーマンスの検証などがあるだろう。EPBとチャタヌーガ市は、このインフラを利用することで、チャタヌーガにオフィスを構えることを検討する企業が増えることを期待している。この分野の研究を行う企業にとっては、EPBが整備するインフラを利用することで、自社でテストベッドを構築するよりも大幅に費用を削減できる。


この発表に関する追加情報は、EPBが掲載したプレスリリース EPB Quantum Networkのサイト 、Qubitekkが執筆した技術論文 、およびこちらの動画 で確認できる。


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