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富士通、10万ドル(約1,350万円)の量子シミュレータ・チャレンジの実施を発表

富士通は、A64FXプロセッサを使用して、512の FX700ノードで構成される 39量子ビットCPUベースの状態ベクトル量子シミュレータを開発した。量子シミュレーターは、大阪大学と QunaSys が開発した世界最速級の量子シミュレーターソフトウェア 「Qulacs」 の機能強化版を利用している。また、量子ソフトウェアの主要な開発ツールの1つである Qiskit と部分的に互換性のあるソフトウェア開発キット (SDK) も用意。富士通はこのシミュレータを活用し、実際のアプリケーションのパフォーマンスと、安定性に関するフィードバックの提供をユーザーに求めている。


参加予定者は、企業や機関などの法人である必要があり、参加申請する必要がある。参加者は、選択された問題の革新性、適用範囲の広さ、および結果として生じる顧客への影響などを考慮し選択される。このチャレンジは 2023年6月30日まで行われ、終了時に富士通は1位に 5万ドル、2位に 3万ドル、3位に 2万ドルを授与する。このチャレンジの詳細と、参加者になるための応募方法については、この Quantum Simulator Challenge のWebページ を参照。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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