ミッション期間は2023年から2030年までで、多くの野心的な目標が設定されている。まず、 「量子コンピューティング」 「量子通信」 「量子センシング・計測」 「量子材料・デバイス」 の4分野に特化した学術機関や国の研究開発施設に 「Thematic Hub」 を設置。このミッションは、超伝導やフォトニクスなどの異なるモダリティを使用した、50から1,000量子ビットの容量を持つ量子コンピュータの開発を目標としている。また、衛星ネットワークと量子メモリを併用して、2000 km以上離れたグループ局間を結ぶ量子通信ネットワークの開発。ここでは、精密なタイミング、通信、航法のための磁力計や原子時計を含む量子センサーの開発にも取り組む。また、量子材料や製造方法、単一光子源、単一光子検出器、量子もつれ光子源などの量子コンポーネントデバイスについても研究。最終目標は、経済成長をもたらし、インドを量子技術の開発と応用において世界有数の国にすることである。このプログラムを発表するインド政府のニュースリリース に詳しい。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi