量子情報のリーディングカンパニーであるInfleqtionと、航空宇宙・防衛のグローバル企業であるL3Harris。両社は、量子無線周波数(RF)センシング技術を開発し、研究室からフィールドへ移行するための戦略的提携を発表した。この提携は、高度なデュアルユースアプリケーションに向けた量子機能の向上を目的としている。この提携により、これまでの制約にとらわれず、干渉に強く、黒体放射限界に近い感度で、HzからTHzまでの連続チューニングを可能にする画期的なRF受信機が誕生する。
L3HarrisとInfleqtionは最近、機密扱いの量子RFセンシング・プログラムを獲得し、両社のパートナーシップの強さと、機密かつ重要な防衛用途に革新的なソリューションを提供する能力を実証している。Infleqtionの量子RFソリューションであるSqyWireが、陸軍C5ISR NetModX23の評価を受けたのがそれだ。Infleqtionの量子開発担当副社長であるWilliam Clark氏は、この提携はInfleqtionにとって、量子アプリケーションを使用した安全な通信を強化するための重要な一歩となると述べた。
この提携を発表したInfleqtionのプレスリリースはこちらのリンクから。
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オリジナル記事:Quantum Computing Report (by GQI)
翻訳:Hideki Hayashi