2021年9月に発表されたSuperstaq。シカゴ大学からスピンアウトした量子ソフトウェア企業Super.techは、その後Infleqtionに買収されている。その後、Super.techは一部のプライベートベータユーザーにこのソフトウェアへのアクセスを提供し、アップグレード版の開発を続けてきた。現在Infleqtionは、このソフトウェアを誰でも一般に利用できるようにしている。
ソフトウェアが目指しているのは、量子プログラムの入力に際し、パラメトリック(分数)ゲート、ダイナミック・デカップリング、スワップ・ミラーリング、ゲートセットの持ち込み、マイクロ波分解、近似合成、qutritsなどの深い最適化技術を適用して、プログラムを可能な限り効率的かつ正確に実行する、最適化コンパイラを作成することである。
現在、このプラットフォームは、IBMのQiskit、GoogleのCirq、またはSuperstaq APIという形で入力プログラムを受け取ることができ、バークレーのAdvanced Quantum Testbed、IBMのQuantum、RigettiのAspen M-3、SandiaのQScout、Inflection独自のHilbertプラットフォームなど、多様な超伝導、中性原子、イオントラップのハードウェアプラットフォームで実行できるようにコンパイルが可能だ。
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オリジナル記事:Quantum Computing Report
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi