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Intel、独自量子SDKをベータテスト用にリリース、さらにカリキュラムを開発する大学に資金提供


[ Intel Quantum SDK Diagram. Credit: Intel ]



Intel はこれまでにも、APSやIEEE Weekなど様々な技術カンファレンスで、量子SDKについて説明していた。プログラミング言語C++をベースとし、古典的な計算機からの中間レベル記述であるLLVMを使用している。このSDKはC++プログラミング言語をベースにしており、LLVMをベースとしている。古典・量子のハイブリッド変分アルゴリズムに最適化されており、同社の高性能量子シミュレータや、最終的にはスピン量子ビットベースの量子プロセッサなど、量子スタックの他のコンポーネントと連携する予定だ。


SDKは現在ベータ版が公開されており、2023年第1四半期にバージョン1.0をリリースする予定。また、Qiskit、Cirq、TKETなど他の量子SDKとの連携はできないが、これらのツールで開発したプログラムをインポートするためのソフトウェアを開発中であり、1.0リリース時にはこの機能を実現する予定だという。SDKのベータテストに関する簡単なアナウンスはこちら 、SDKに関する背景はこちら 、さらに詳しく説明した技術論文はarXiv に投稿されている。


これに伴い、本SDKを用いたカリキュラムを希望する大学に対し、すぐに学生がアプリケーション開発を開始できるよう、資金援助を行うと発表した。Intel が発表した最初の参加大学は、オハイオ州立大学、ペンシルバニア州立大学、ペンシルバニア大学、ドイツのデッケンドルフ工科大学、日本の慶應義塾大学。


Intel LabsのDirector of Quantum HardwareであるJames Clarke氏が、Intelの量子技術に対する見解を示す記事を最近執筆した。その中で彼は、「量子の実用化はまだ10年から15年先の話だろう」と述べている。「進歩は加速しているが、まだ多くの技術的課題が残っている」と続けた。そのため、量子開発の取り組みには、やはり長期的に継続した資金提供が必要だという。しかし、Clarke氏は、Intel が長期的に他社に負けない(あるいは引き離す)ことを期待していることも示している。IEEE Quantum Weekの期間中にIEEEのサイトに掲載されたこの記事は、こちら を参照。

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