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IonQ、QuantumBasel と欧州データセンターを設立、2023年の業績予想を上方修正、Forte システムを公開

IonQは、技術開発の進展、そして幅広い顧客層に対しアクセスの拡大を示す 3つの発表を行った。


最初の発表は、スイスのバーゼル近郊にあるインダストリー4.0 の国際的なコンピテンスセンター 「QuantumBasel」 と共同で欧州の量子データセンターを設立するというものである。この合意には、IonQ が QuantumBasel のアップタウンバーゼルにEMEA(欧州、中東、アフリカ)量子イノベーションセンターを設立し、IonQプロセッサー2台を設置することが含まれている。最初のプロセッサーは2024年中に設置される予定。性能レベルは #AQ35、もう一つのプロセッサーは性能レベルが #AQ64で、将来的に最初のマシンを置き換えるために設置される。IonQは、マシンが設置され稼動後、この共同データセンターから欧州の顧客にサービスを提供していく。


IonQはこのプロジェクトに対し、2023年に2,500万スイスフラン(約40億円)を計上する。収益の計上は、プロジェクトの進捗に応じて行われていく。この計上により、2023年の売上高見通しを従来の3,800万~4,200万ドル(約60億円)から4,500万~5,500万ドル(80億円)に引き上げ、2022年に達成した2,450万ドル(約35億円)の約2倍となる。同社の 2023年の売上予想は、先月の 2023年第 1四半期決算報告で発表した1,880万ドルから1,920万ドルという前回予想から変更はない。


3つ目の発表は、コードネーム "Forte " と呼ばれる最新マシンが、IonQ のクラウドから直接アクセスできるようになり、世界中の顧客が利用できるようになったというものだ。Forte は32個の量子ビットを持ち、性能指標は#AQ 29である。これは、性能指標#AQ 25の前世代マシンAriaよりも高い性能レベル。Forteは、ビーム・ステアリングに音響光学偏向器(AOD)を使用することで性能の向上を実現しており、レーザービームをより精密に制御すると同時に、ソフトウェアで校正を行える柔軟性も備えている。


[ Diagram of How an Acousto-Optic Deflector Can Steer a Laser Bean. Credit: IonQ ]


前世代マシンの Aria は、AWS Braket、Microsoft Azure、Google Cloudを含む IonQ のクラウドパートナーからも利用であるが、Forteはまだこれらのクラウドシステムでは利用できない。現在は、IonQ のクラウドシステム上で Forte を使用したいユーザーは、https://ionq.com/get-access にアクセスする必要がある。


IonQ と QuantumBasel のコラボレーションに関する追加情報については、IonQが掲載したプレスリリース に詳しい。QuantumBasel もプレスリリース を発表している。IonQ が発表した 2023年の売上高予想の修正に関してはこちらのプレスリリース 。最後に、Forte の一般公開を発表した IonQ のプレスリリース 、そして追加情報を含むブログ記事 を確認のこと。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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