λambeq は、オープンソースの Pythonを使用した量子自然言語処理 (QNLP) 用ソフトウェア開発ツールである。当初は2021年10月にリリースされ、QNLPで利用可能な最初のソフトウェアパッケージであった。Quantinuum の最新リリースであるバージョン 0.3.0は、QNLPを試し始めた新規ユーザのために、より使いやすく、より良いサポートを提供するように設計されている。
主な新機能として PennyLaneとの統合があり、ユーザーは PennyLaneで利用可能な大規模なライブラリとハイブリッド量子古典モデルにアクセスできるようになる。2つ目として、モデルを訓練する必要がある量子機械学習のユーザー向けだという点。この新しいバージョンの λambeqには、新しい λambeq ネイティブ損失関数が含まれており、ユーザがトレーニングを行いやすくなっている。そして3つ目の重要な新機能は、新しい NLP-101チュートリアルサポートで、新規ユーザが QNLPをより使いこなせるように配慮された。
さらに、いくつかのバグ修正、例外処理とドキュメントが改善され、Pythonの最新バージョン3.11のサポートが追加された。この新しいリリースの詳細については、Quantinuum のプレス発表 、PennyLane のWebサイトのブログ 、λambeqの完全な技術ドキュメントはこちらのリンク から確認できる。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi
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