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MultiverseとBASFが提携、外国為替最適化のための量子利用研究

BASFは総合化学メーカーである。そのBASFが、Multiverse Computingと組み、金融問題に量子コンピューティングを利用するのか不思議に思うかもしれない。少し調べてみると、BASFは2021年の売上高が786億ユーロ(約10兆円)で、190カ国以上で事業を展開している巨大企業であることがわかるだろう。彼らは、常に業務で通貨を変換する必要があり、達成できる為替レートの小さな改善でも、大きな金額になる可能性がある。


チームは2022年1月から、ユーロと米ドル間の取引のみに焦点を当てた9カ月間の小規模な調査を開始している。まもなく完了し、チームは最終的な技術報告書を発行する予定だ。おそらく、この最初の試みが成功すれば、企業はより多くの通貨やより複雑なシナリオを取り入れた後続のフェーズに進むことになるだろう。このプロジェクトの詳細については、Multiverseが発表したプレスリリース を参照。

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