Tech Mahindraは、約15万人の従業員を抱え、90カ国で事業を展開するインドの多国籍情報技術サービス・コンサルティング企業である。同社は各拠点ごとに異なるディープテックに焦点を当てた Makers Labs の世界的なネットワークを持つ。6月には、BosonQ Psi と提携して産業用の量子ユースケースを開発していることを報じた。今回彼らは、Multiverse Computing と提携して Tech Mahindra の世界中の顧客のために量子および量子にインスパイアされたソリューションの開発を発表した。
Tech Mahinda はさらに、この 2つのソフトウェア会社に加えて、ハードウェアプロバイダーとしての IBM や、フィンランドの IQM とも協力している。Tech Mahindra の顧客との量子研究はまだ初期段階である。彼らは現在取り組んでいるエンドユーザーの名前をまだ公開していないが、BosonQ Psi 技術の一部を自動車のシミュレーションに利用することを検討していることを示唆した。
Multiverse と Tech Mahindra においての重要な点は、ユーザーが量子に関する知識がなくても Excel の表計算ソフトで問題を指定し、ソフトウェアがこれを量子プロセッサーで実行可能なものに自動的に変換することを可能にする Multiverse のシンギュラリティ製品にある。
Tech Mahindraの量子テクノロジーに焦点を当てたグループは、英国のイプスウィッチを拠点としている。このグループと Multiverse はどちらもヨーロッパに拠点を置いているが、Tech Mahindra はこのパートナーシップを活用して世界中の顧客と協力するつもりであることを示している。
Multiverse と Tech Mahindra の提携を発表したプレスリリースはこちらのリンク から確認できる。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi
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