Oxford Ionicsは量子ハードウェアスタートアップであり、一般的なレーザーベースを使用した制御ではなく、マイクロ波信号に基づく独自(特許取得済み)の電子量子ビット制御 (EQC) 技術を用いて、イオントラップ型量子プロセッサを開発している。同社は、このアプローチにより、イオントラップに固有の高い量子ビット品質を組み合わせており、レーザー制御よりもスケーラブルになると考えている。制御装置とイオントラップは、シリコンチップ上に集積化でき、大量生産が可能な半導体技術を活用することができるからだ。ここでも昨年7月に報じたが、同社は Infineon Technologies と提携し、チップ製造のための強固なパートナーを得ている。
このラウンドは、Oxford Science Enterprises と Braavos Investment Advisers が主導し、Lansdowne Partners、Prosus Ventures、2xN、Torch Partners、Hermann Hauser が追加参加している。同社には現在10人の博士号取得者がいるが、技術開発を継続するためにスタッフ拡充のため資金を使用する予定である。本資金調達に関する詳細は Oxford Ionics のプレスリリース を参照。
原記事(Quantum Computing Report)