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Quantum Computing Inc.、2022年決算発表、および商用事業のスタートへ

Quantum Computing Inc.(QCI)は、2022年の総収入が 135,648ドル(1,800万円)、前年の 2021年は収益がなかったことを報告した。営業費用は、QPhoton との合併、技術者の増員、非株式ベースの報酬などにより、前年同期の 1,710万ドルに対し 3,650万ドル(48億円)。純損失は、前年度の 1,070万ドルに対して、3,850万ドル(約50億円)だった。現金及び現金同等物は、2021年末の1,670万ドルに対し、が 530万ドル(約7億円)で年を終了。年が変わり、Ascendiant Capital が管理する at-the-market 市場を通じ 300万ドル相当の株式の販売により 640万ドル(約8.5億円)を受け取っている。


2022年は、QPhotonの買収により、フルスタックの量子コンピューティング「Quantum Computing as a Service (QCaaS)」 を提供できるようになったことから、同社にとって重要な年となった。現在、BMW自動車のセンサー配置の最適化、VIPCによる飛行軌道の最適化、ラボバンクとの不正銀行取引の検出、風車配置の最適化、核燃料棒交換の最適化、在庫パフォーマンスの予測などのプロジェクトを含む、いくつかの概念実証プロジェクトに取り組んでいる。また、政府ビジネスを充実させるため、新たな子会社 QI Solutions, Inc. を設立した。


また、QubitsではなくQudits (0-53変数) に基づく計算をサポートする既存の Dirac-1 に続く Dirac-2、Reservoir Quantum Computer、量子乱数発生器など、量子フォトニクス製品の開発ロードマップを示した。同社の目標は、約3,000万ドル(約40億円)の収益を達成し、2年以内に EBITDA と キャッシュフローの損益分岐点を超えることである。


QCI の財務報告詳細については、同社のWebイトに掲載されているプレスリリース を参照。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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