この資金は、ニューヨーク州のロングアイランド投資ファンドからストーニーブルック大学に提供されるもの。ロングアイランド量子インターネットテストベッドの作成に必要な資金の約50%に相当する。ストーニーブルック大学は、ブルックヘブン国立研究所と共同で、市販の光ファイバーを使用して物理的に接続された 5つのノードからなるネットワークを構築している。このテストベッドは、ニューヨーク市、イリノイ州、ワシントンDC、マサチューセッツ州、テネシー州、ケベック州、ロンドン、オランダなど、世界中で作成されている量子テストベッドの1つとなる。
現在、このネットワークはローカルエリアに限定されている。これは、ネットワークをより遠くまで拡張するための量子中継器がまだ存在しないからだ。しかし最終的には、量子中継技術が利用可能となり、これらのネットワークの多くを結びつけて、もつれた光子を長距離伝送できるような量子インターネットを全国的、または世界的な構築へと進んでいくだろう。ストーニー・ブルック大学への助成に関する詳細は、同大学のサイトに掲載されているニュース 記事を参照。