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POLARISqb、量子技術を活用した創薬 SaaSプラットフォーム 「QuADD」 をリリース


[ Diagram of How POLARISqb’s QuADD. Credit: POLARISqb ]


新薬の発見には、これまで数10年の時間と、数100万ドルの費用がかかっていた。その理由は、企業が約1030個の候補分子の薬剤ライブラリを持っており、それらの中で特定のタンパク質結合ポケットとリガンドとの間で効果的なものを検証しているからだ。これまでは、実験室で候補を経験的にテストするか、従来のコンピュータを使った CADD(Computer Aided Drug Discovery)により、この作業を行っていた。このテストはコストと時間がかかり、CADDのアプローチもやはり多くの時間がかかっていた。POLARISqb は現在、量子アニーラーを使用したアプローチを提供しており、約1,030の候補分子のシミュレーションを加速し、候補化合物の数を結合ポケットへの適合性、生体利用性、合成可能性、その他の記述子に基づいた最適化されたセットを示す約1,000〜10,000個の化合物の候補数を削減することができる。QuADDプロセスにかかる時間は、通常1~3日。このように候補の数を減らすことで、次のステップであるラボでのテストがスムーズとなる。現在、 SaaS プラットフォームのサブスクリプションでユーザーに提供されている。詳細は、QuADD のリリースを発表した POLARISqb のプレスリリース を参照。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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