Quantum Computing Inc. (QCI) は、2023年第3四半期の売上高が5万ドル(約740万円)と報告した。前年同期は3,8万ドル、2023年第2四半期は11,2万ドルだった。
純損失は820万ドル(約12億円)で、2022年第3四半期は750万ドル、2023年第2四半期は460万ドル。現金および現金同等物は、第2四半期末の720万ドルに対し、当四半期末は730万ドル(約10億円)であった。現金の増加は主に、2023年7月1日から2023年8月9日までの期間に、Ascendiant Capital Markets, LLCとのATM(At The Market)契約による普通株式の売却により780万ドルを受領したことによるものである。
地域環境研究所(BAERI)のフォトニックセンサー機器にあわせて、パートナーであるAssured Cyber Protection LtdとAI企業millionwaysに 「Reservoir Computer」 と 「Quantum Random Number Generator」 を販売したことも発表した。また、Dirac-1およびDirac-2エントロピー量子コンピューターの概念実証とベータテストを数回実施。現在は、7人のエンドユーザーがこのシステムを使用している。
技術面では、同社は今年5つの製品リリースを発表し、製造能力を拡大し、技術スタッフを増員し、アリゾナ州テンピにある量子チップ施設の建設に着手したと述べている。
QCIの第3四半期決算と会社全体の状況に関する詳細は、同社のWebサイトに掲載されたニュースリリースを参照。
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オリジナル記事:Quantum Computing Report (by GQI)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi