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Quantum MachinesとQuEra、フォトニック・コントロール・ユニットの開発で助成金獲得

Quantum MachinesとQuEra Computingは、実用量子コンピューターの開発に取り組んでいる2つの企業である。Quantum Machinesは、量子と古典の演算をオーケストレーションできる量子制御ソリューションを提供し、QuEra Computingは、柔軟なプログラマブル・ジオメトリー・アプローチを用いて、様々な問題を解決できる中性原子量子コンピューティング・プラットフォームを提供している。


両社は、イスラエルと米国の2国間産業研究開発(BIRD)財団からイノベーション助成金を受け、量子コンピューターの計算能力を大幅に加速できるフォトニック制御ユニット(PCU)を24カ月かけて共同開発を行う。PCUは、QuEraの先進的なフォトニックマイクロチップと、Quantum Machinesの高速アナログコントローラーをベースにし、QuEraの量子コンピューターとQuantum Machinesの試験施設および製品ラインに統合される。


PCUは、イオン、NVセンター、光学的にアドレス可能なスピン量子ビットなど、他のタイプの光学駆動量子システムにも対応できる。これにより、量子コンピュータのスケールアップが可能になり、量子センサーや通信機器など、他の量子市場分野にも価値の提供が可能となる。


BIRD財団は、参加企業やプロジェクト自体などから、資本や知的財産権を受け取ることなくプロジェクトを支援する。資金は、BIRDの支援により商品化された製品の売上から得られるロイヤルティとして返済。財団は、研究開発から販売・マーケティングの初期段階まで、プロジェクト予算の最大50%まで資金を提供する。財団はリスクを分担し、プロジェクトが販売段階に至らなかった場合の返済は求めない。


この資金提供に関する詳細は、QuEraのWebサイトに掲載されているニュースリリースを参照。



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オリジナル記事:Quantum Computing Report

https://quantumcomputingreport.com/

翻訳:Hideki Hayashi

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