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Quantware社とSEEQC社は、QPUチップと極低温デジタル制御ロジック統合のため提携することを発表

Quantware社は、オランダのデルフトに本拠を置き、超伝導量子ビットのチップを開発している。新製品「Soprano」は現在発売中で、ダイまたはパッケージ化されたチップとして、30日のリードタイムで顧客に提供されている。SEEQC社は、ニューヨークを拠点に、2019年にHypres社のスピンオフとして設立された。最先端の多層超伝導チップ製造設備を運営し、超伝導デバイスのファウンドリー・サービスを提供する。SFQ(Single Flux Quantum)という、量子ビットと同じ極低温で動作するデジタルロジック技術を保有している。両社の技術を同じチップに搭載することで、超伝導システムに内在する配線の問題を解決することが可能だ。室温制御用電子機器から希釈冷凍機を通って、QPU(量子処理装置)まで、何千本というケーブルを配線する代わりに、アドレス、コマンド、読み出しデータを伝送する統合QPUまで、ほんの一握りの制御線を配線すればよい。実際の信号生成は、ミリケルビンの温度でQPUチップ上で実行され、その後信号は、チップ内部の相互接続を介して量子ビットに送られる。このアプローチにより、超伝導量子ビットのスケーリングにおける大きな課題の一つである配線問題の解決が期待できる。

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