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Quera、2つのサービスモデルを発表、オンプレミスアクセスとプレミアムアクセス

昨年11月、QuEra は 256量子ビットのアナログモード量子プロセッサー「Aquila」を Amazon Braket において提供を開始した。多くのユーザーにとって、このアクセス方法は研究やテストケースを行う多くのユーザーにとっては充分であったろう。ただし、要求の厳しいユーザーに対しては、マシンへの直接接続と、プレミアムサポートが必要となるかもしれない。一方で、他にもセキュリティやその他の理由で自社の施設にマシンを設置したいと考えることもありそうだ。


そのようなユーザーに対応するために、QuEra は、プレミアムアクセスモデルとオンプレミスアクセスモデルの両方の導入を決めた。プレミアムアクセスモデルを使用するユーザーは、マシンへの直接アクセスに加えて、個別のサポート、カスタマイズされたトレーニング、マシンの利点を迅速に享受するための協力を受けることができる。


さらに踏み込んだモデルでは、オンプレミスマシンのリース契約を結ぶことができ、完全なセキュリティと優先アクセスが提供される。リースを契約するユーザーは、特定の構成に応じて、設置および稼働までに 12〜24ヶ月のリードタイムが必要だ。しかし、その場合のユーザーは、マシン設置までの間、プレミアム・アクセス・モデルを使用することができる。これまでの環境では一般的だが、量子の世界でオンプレミスプロセッサーはあまり一般的ではない。メンテナンス、予備部品、キャリブレーション、サービス技術者の対応など、物流に関連する課題が多いためだ。しかし、技術が成熟するにつれて、製造業者がマシンの信頼性、稼働率、およびサービスの向上に取り組むことで、将来的にはこれがますます増えてくるかもしれない。


これらの追加アクセス方法を発表は、QuEraのWebサイトにプレスリリース が掲載されている。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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