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米Qunnect社、世界初の量子メモリを販売

量子メモリは、もつれた光子量子ビットを記憶・取り出し可能にするデバイスである。長距離の量子通信を可能にする中継器や、量子インターネットを実現するために重要なもので、この技術を開発するための研究は世界中で行われている。ニューヨーク州ブルックリンにあるQunnect社は、もともとニューヨーク州ロングアイランドにあるストーニー・ブルック大学で行われていた研究からスピンアウトした会社で、量子通信に必要な様々な部品の商用化を目指している。同社の量子メモリデバイスは、EIT(電磁誘導透過)と呼ばれる技術に基づいており、他のアプローチとは異なり室温で動作するというユニークな特徴を持ち、95%以上の安定度を達成している。最初のデバイスをブルックヘブン国立研究所に販売し、同研究所は、それを量子通信ネットワークの実証に使用する予定となっている。

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