Rigetti Computingは、第4四半期の売上が、2021年第4四半期の180万ドルに対し、610万ドル(約8億円)となり、大幅に増加したことを報告した。また、営業費用は 1,220万ドルに対し 3,200万ドル(約42億円)。および純損失額は 1,110万ドルに対し 2,670万ドル(約35億円)と増加も示した。営業費用の増加は、主に研究開発費用の増加、540万ドルの商標評価減損費用、および上場企業であることによる高いコストに起因するとしている。通年では、収益が 2021年の 820万ドルに対して 1,310万ドル(約17億円)、純損失が 2021年の3,820万ドルに対して 7,150万ドル(約94億円)に増加した。
現金・預金および現金同等物、売却可能有価証券は1億4,280万ドル(約189億円)で、当期を終了した。2023年の見込みは提供されていないが、2023年末には現金、現金同等物、売却可能有価証券で 6,500万ドルから 7,500万ドル(約99億円)になる、と述べている。これは、同社が研究開発を続け、運営計画を維持するために、おそらく 2024年後半または 2025年初めに追加で資金調達が必要になるだろう。
決算会議では、新しい Rigetti の CEOである Subodh Kulkarni氏は、同社がより高い量子ビット忠実度の達成に重点を置いていることを明かしている。彼らは現在、新しい正方格子アーキテクチャと量子ビット間のチューニング可能なカプラーを備えた84量子ビットマシンである Ankaa-1 を稼働。これは、80量子ビットの Aspen M3 に比べ、ゲート忠実度とゲートスピード がともに大きく改善されている。エンジニアは、2量子ビット忠実度の中央値が98%に達した時点で、2023年半ばには一部の顧客に提供することを目標に、最適化を続けている。彼らは、中央値 2量子ビットの信頼性が 99%に達することを目標とした Ankaa-2 と呼ばれる第2のイテレーションに取り組んでおり、2023年末までのリリースを目指す。それに続いて、Ankaa-2 の 4つのチップをタイル状に配置し、2024年には 336量子ビットの Lyraシステムの開発に取り組む予定だ。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi
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