top of page

SandboxAQ、シリーズDラウンドで5億ドル(約670億円)を調達

SandboxAQ は、2022年3月に Alphabet Inc. (Googleの親会社) からスピンオフした。その際、彼らは T.Rowe Price、Eric Schmidt、Breyer Capital、Guggenheim Partners、Thomas Tull などの投資家から9桁、およそ1億ドル以上の資金を調達したことを明らかにした。スピンオフ後も追加資金を調達し続け、2022年12月にシリーズDラウンドを完了し、合計5億ドルの資金を調達したことがわかった。同社は、昨年当初参加した投資家以外の追加投資家の名前を明らかにしていないが、SandboxAQが Google と競合する他のクラウドプロバイダーと連携できるようにしたかったため、Alphabet が株主でないことを示した。


この資金調達は、量子産業における過去最大級の資金調達だが、SandboxAQ は純粋にソフトウェア企業ではないことに注意しなければならない。同社は、量子サイバーセキュリティの製品を持ち、15社以上のクライアントを抱えている。また、フランスのサイバーセキュリティ企業 CryptoSense を昨年9月に買収し、カナダのサイバーセキュリティ企業 eVolutionQ と提携している。それ以外にも、ハードウェアに関わるかもしれない2つの製品分野を持つ。1つ目は、大規模クラスタやGPUを用いた量子的な創薬・材料探索の実現、2つ目は、ナビゲーション用の超高感度量子磁気センサー の開発だ。



=============================

原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

bottom of page