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SandboxAQ、米国防総省情報システム局向け830万ドルの耐量子暗号プロジェクトを主導

SandboxAQは、Microsoft Deloitteなどのパートナーと共に、米国国防情報システム局(DISA)に耐量子暗号ソリューションのプロトタイプを作成するプロジェクトを主導。同社は、Microsoft が DevSecOps プラットフォームを提供し、Deloitte がシステムインテグレーターとして DISA に追加のソフトウェアとサポートを提供する一方で、アジャイルな耐量子暗号モジュールを含む SandboxAQ Security Suite を提供する予定だ。


DISAの使命は、グローバルにアクセス可能で安全なエンタープライズ ITインフラを提供し、統合軍事作戦、国家レベルのリーダー、その他のミッションや連合パートナーをサポートすることである。そのため、インフラが量子攻撃に対して安全であることを保証することは、彼らにとって至上命題となっている。


過去に、Microsoft と Deloitteは DISA と協力した経験がある。また、SandboxAQ と Microsoftは、NCCoE(National Cybersecurity Center of Excellence)に関わるグループの一員として NISTと協力してきた。


この賞は 830万ドル(約12億円)で、OTA(Other Transaction Agreement)として知られる契約構造を通じて行われ、SandboxAQ とそのパートナーは、3段階の選考プロセスを経てこのプロジェクトに選ばれた。彼らは、将来的に米国政府内の他の組織にも適用できるようアプローチを試みる。


SandboxAQ は、Webサイトにこの受賞を発表するプレスリリース をに掲載している。



※参考

OTA(Other Transaction Agreement):国の調達規則(Federal Acquisition Regulation) によらない柔軟な運用を可能にする制度。主従の関係より協力者(パートナー)の関係と位置付けるといった特徴がある。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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