Silicon Quantum Computing (SQC) に対するこのシリーズAの資金調達には、オーストラリア政府、オーストラリア連邦銀行 (CBA) 、Telstra、ニューサウスウェールズ大学 (UNSW) が参加している。このメンバーは、シードラウンド時と同じであり、今回も新たな投資家がいない点は興味深い。同社は、今回のラウンドでの企業評価額が前回の 8,280万豪ドル (約78.8億円) から 1億9,530万豪ドル (185.6億円) に増加したことを示した。
2022年 6月のプレスリリースで、最終的に 1億3,000万豪ドル (約123.5億円) の調達を目指していることを示唆していたが、まだその水準には達していない。今後さらに資金調達が必要だが、技術の進歩に伴い企業価値が上昇すれば、さらに有利な条件を得ることができるかもしれない。この資金を使用する短期的な目標は、スピン量子ビット技術を使用して業界初となる論理量子ビットを作成することである。
SQCは、今回の資金調達を発表するプレスリリースをサイトに掲載しており、こちらのリンク から確認できる。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi