昨年2月、Quantum Motionがスピン量子ビットベースのプロセッサの継続的な開発のために、4,200万ポンド (約71億円) のベンチャー資金の獲得を報じた。そして今回、Sony Innovation Fund がこのラウンドに参加したことを発表した。Sony Investment Fund からの量子投資はこれが初めてである。Sonyは資金以外にも、CMOS半導体の設計と製造に関する豊富な経験と、日本市場への参入支援により、将来的に Quantum Motion に対してさらなる支援の提供が可能だろう。
2017年、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのJohn Morton教授とオックスフォード大学のSimon Benjamin教授によって設立されたQuantum Motionは、スピン量子ビット技術に基づいて量子プロセッサを開発し、大量の半導体プロセスを用いて製造している。Sony Investment Fundが新たな出資者となることを発表したプレスリリースは、Quantum MotionのWebサイトで公開されており、こちらのリンク から確認できる。
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原記事(Quantum Computing Report)
https://quantumcomputingreport.com/
翻訳:Hideki Hayashi