Terra Quantumは、量子ソフトウェアのリーディングカンパニー。今回、独自のサービスとしての量子ソフトウェア・プラットフォームであるTQ42を発表した。このプラットフォームにより、様々な分野の企業が量子ソリューションへのアクセスが簡単になる。TQ42は、テラ・クアンタムの高度な量子アルゴリズムと堅牢なハイブリッド量子クラウド基盤へのアクセスを提供する。Python、API、コマンドライン操作に熟練した開発者を含む様々なユーザーに、合理的で安全なゲートウェイをできる。
現在、TQ42はベータ版として一部の企業に提供されている。最初のベータ期間終了後、TQ42のノーコード・インターフェースが利用可能になり、高度な計算やコーディングの専門知識がなくても、データサイエンティストやビジネスアナリストが量子ソリューションにアクセスできる。
Terra QuantumのCEOであるMarkus Pflitsch氏は、TQ42は極めて重要なブレークスルーであり、業界全体にわたる複雑な課題を解決するための量子ツールへの実用的なアクセスを提供すると述べた。このプラットフォームにより、多様な組織が量子テクノロジーに柔軟に取り組むことが可能になり、量子テクノロジーの導入と価値創造が大きく前進するだろう。
一般の企業も新興企業も、ソフトウェア開発の強化、プロセスの最適化、複雑な問題解決のためにTQ42を活用できる。この一元化されたエンタープライズ グレードのプラットフォームは、障害検出における画像分類からケミカル ミキサーの設計、サプライ チェーンの最適化、金融オプションの価格設定シミュレーションまで、さまざまなアプリケーションをサポートする。
Terra QuantumのCTOである Florian Neukart氏は、量子領域における現在の専門知識レベルに関係なく、誰もが量子コンピューティングの真のパワーをすぐに利用できる世界を思い描く。このビジョンは、企業が問題解決と最適化に取り組む方法に革命をもたらすTQ42プラットフォームを通じて実現される、と述べた。
TQ42に関する追加情報は、こちらのWebページで、Terra Quantum のベータプログラムに参加するための待機リストに登録したい方は、こちらのリンクから登録できる。
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オリジナル記事:Quantum Computing Report (by GQI)
翻訳:Hideki Hayashi
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