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XanaduとNVIDIA、高性能量子回路シミュレーションの提供で提携


今年6月、Xanaduは量子プログラミング・プラットフォーム「Pennylane」のバージョン0.31をリリースしたが、これにはマルチノード/マルチGPU計算をサポートする新機能が追加されていた。利用にはNVIDIA cuQuantum SDKを明示的にインストールする必要があるが、これをインストールすることで、大規模な状態ベクトル・シミュレーションを実行できるようになる。


ブルックヘブン国立研究所では現在、最大256個のNVIDIA A100 Tensor Core GPUを使い約30個の量子ビットをシミュレーションしている。Xanaduは年末の目標として、40個以上の量子ビットの状態ベクトルシミュレーションを提供するために、最大1,000ノード(または4,000GPU)のシミュレーションをサポートすることを掲げている。これは大した数ではないように思えるかもしれないが、シミュレーションに量子ビットを1つ追加するたびに、古典的なシミュレーションを実行するのに必要なハードウェア・リソースが2倍になることを覚えておく必要があるだろう。


XanaduとNVIDIAの両社は、Pennylaneを使ったマルチGPUシミュレーションに関するブログを投稿している。NVIDIAのブログXanaduのブログ



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オリジナル記事:Quantum Computing Report

https://quantumcomputingreport.com/

翻訳:Hideki Hayashi

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