我々は先月、2023年以降予測する 4つの異なる量子市場調査について報告した。そして今回、Zapata Computing が同様の調査結果を発表した。これは、彼らの2回目の年次Enterprise Quantum Computing Adoptionであり、さまざまな業界で少なくとも2億5000万ドルの収益を上げている大規模なグローバル企業の300人の企業幹部 (VPレベル以上) を調査したものである。2022年の調査では、2021年に得られた結果よりも量子への関心が継続的に向上していることが示された。
回答者のうち、4%が量子の先進的な採用者、29%が早期採用者、42%が将来量子を採用する予定であり、最後の26%は現在採用する予定はないと答えた。現在量子に取り組んでいる組織のうち、71%が現在の量子コンピューティング予算は100万ドル(約1.3億円)を超えていると回答しており、これは昨年よりも大幅に増加している。また、驚くべきことに、回答者の30%が、今後12か月以内に量子コンピューティングを使用することによって競争上の優位性を得ることができると感じており、さらに6%が量子コンピューティングの使用によってすでに競争上の優位性を達成したと主張している。もう1つの驚くべき調査結果は、回答者の半数近くが、量子コンピューティングをAIよりも早く導入していると述べていることである。この調査では、ベンダーロックイン、量子とその他の企業ITインフラとの統合の複雑さ、サイバーセキュリティの脅威に対処するためのポスト量子暗号の実装についての懸念も明らかになった。
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原記事(Quantum Computing Report)
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