top of page
  • QCRJ

Oxford Quantum CircuitsとClassiq Technologiesが提携を発表


量子コンピューティングハードウェアのパイオニアであるOxford Quantum Circuits(オックスフォード クァンタム サーキッツ、本社:英国 ロンドン、CEO:イラーナ・ウィスビー博士、以下「OQC」)と量子ソフトウェアの開発企業であるClassiq Technologies(本社:イスラエル・テルアビブ、以下「Classiq」)が、高度な量子コンピューティングを研究機関及び産業界のユーザーにとってより身近で合理的なものにすることを目指し、提携を結んだことを発表。

OQCは、超伝導量子ビットをベースとしたエンタープライズ向けの量子コンピュータの開発と構築に注力しており、OQC初エンタープライズ向け32量子ビット OQC Toshikoの公開を2023年11月末に発表している。同社は、OQCの量子システムの使いやすさと、シームレスな導入を確実なものとするために、ソフトウェアパートナーと協力していくことを表明している。

Classiqは、量子ソフトウェアの開発から量子プロセッサー上での実行までを自動化するエンドツーエンドの量子ソフトウェアプラットフォームを提供している。Classiqが持つ独自技術は、機能モデル、高レベルの量子コード、またはPyomoとの統合から最適化された量子回路を自動的に合成する。


本提携によって、OQCとClassiqは、モデリング、デバッグ、量子回路の自動合成、回路最適化、OQCの最先端の量子ハードウェア上での実行を含む、一連の円滑なフローをユーザーに提供する。Classiqのプラットフォームは、OQCの量子プロセッサーに最適化されたアルゴリズムの実行をサポートするように拡張され、OQCが最近発表した自社初のエンタープライズ向け量子コンピューティング・プラットフォーム「OQC Toshiko」を含め、開発者のニーズに合った量子バックエンドを選択できるよう、より多くのオプションを提供していく。

OQCのCEOであるイラーナ・ウィスビー博士は、次のように述べている。「Classiqのソフトウェアは、開発者にとっての複雑さを取り除くことで、量子の能力を解放する手助けをします。Classiqとの提携を通し、当社のハードウェアが幅広い量子コミュニティでシームレスに使用され、実世界にインパクトを与えることができることをうれしく思います」


Classiqの最高経営責任者(CEO)であるニール・ミネルビは、次のように述べている。「OQCと提携し、当社のソフトウェアを通じて、ユーザーがOQCの革新的な量子システムへアクセスをする支援ができることをうれしく思います。私たちは、OQCと協力し、量子開発者に、設計から最新鋭のハードウェア実行までの合理化されたワークフローを体験していただきたいと考えています」

本提携は、世界トップクラスの量子ソフトウェアと量子ハードウェアを組み合わせることで、量子エコシステムを推進するという両社のコミットメントを反映したもの。本共同ソリューションは、量子コンピューティングの可能性を実現し、量子の未来を構築するために、あらゆる業界のユーザーを支援する。



■OQC (Oxford Quantum Circuits/オックスフォード クァンタム サーキッツ)について

QQCは、世界有数のQCaaS(量子コンピューティング・アズ・ア・サービス)を提供する企業。顧客が量子をより身近に利用して、画期的な発見ができるよう支援している。強力で安全な32量子ビットのエンタープライズ対応量子コンピュータであるOQC Toshikoは、現在プライベートベータ版として、パブリッククラウドとデータセンターのファブリックを通じて公開されている。詳細は、 https://oxfordquantumcircuits.com/ 参照。


■Classiqについて

量子ソフトウェアのリーディングカンパニーであるClassiq Technologiesは、アルゴリズム設計から実行に至るまで、量子コンピューティングへのシングルエントリーポイントを持つ包括的なソフトウェアプラットフォーム(IDE、コンパイラ、OS)を提供。あらゆるレベルの開発者に対応し、顧客が量子コンピューティング革命を最大限に活用できるようなソフトウェアを提供することで、量子コンピューティングへのアクセスを民主化することを目指している。詳細は、https://ja.classiq.io/を参照。


= = = = = =

関連記事

Oxford Quantum Circuits、1億ドル(約148億円)のシリーズB調達と、32量子ビット OQC Toshikoプラットフォームを発表 (2023.11.29)







タグ:

bottom of page